一昨日、美術のヤンキー先生(女性)から聞いた話なんだけど。

地元にある交差点(人気が無く、夜は不気味)なんですが、「見える人」にはかなりヤバイ場所で、そこの信号で絶対に止まりたくないそうです。
(赤信号で引っ掛からないよう上手く調整してまで止まりたくないそうです)

ある日、夜そこの交差点をバイクで通らないといけなくなってしまったらしいんですが、前にトラックが走っていて信号引っ掛っても一人じゃないと安心したそうなんですが、黄色信号になって急にトラックが加速しだし、先生は一人で信号待ちをするハメになってしまいました。

「はぁ~~?ふざけんなよ!」とか「今日は調子良かったし何も出えへんわ!」などと考え、気を紛らわして信号待ちしていたそうです。
すると、交差点の左方向から古い古い軽自動車が時速10kmくらいでノロノロと走ってきたそうです。
運転手はおばさんなんですが、とてもそんな遅く走るような感じの人では無かったようです。
あまりにも遅いので不気味だったようですが、「何アイツ、おっそ~~」と紛らしていました。
そして先生のバイクの目の前をその軽が通り過ぎようとした時、後部座席の所がピカッとカメラのフラッシュのように光ったそうです。

刹那、後部座席に見えた者は、全身が毛むくじゃらの、まるで獣のような女が屋根に四つん這いでぶら下がるような感じの体勢で、こちらを見ていたそうです。
なぜ女と分かったかと言いますと、長い頭髪が垂れていたそうです。

「ええぇーーー!!!何今のーーー!!」とマジビビリで速攻帰宅し、旦那さん(旦那も見える)に話そうとしたのですが、「もうええ、大体分かってる・・・」と話を聞こうとしなかったそうです。


そして翌日、改めてことの内容を詳しく話し、二人でどういう「もの」だったのか分析したそうです。
結論は・・・。

・車は中古車で、過去に動物を轢いている
・オバハンは50kmくらいの感覚で走ってたけど獣の霊が遅く走らせていた。
・獣は先生のことを「あいつ見えるヤツだな」と判断し姿を現した。
なぜ現れたかは不明とのことです。

以上、文章力が無く、あまり怖くなかったかもしれませんが、このハナシを聞いたのは事実です。