1985年、イギリス・ヨークシャーの民家で建物が全焼する火災が発生した。
翌日、地元の消防士が火災原因を調査していたところ、焼け跡から「一枚の印刷画」を発見するが、奇妙なことに建物を全焼するほどの火災にも関わらず、なぜかその絵だけは損傷を免れていたそうである。
それは寂しげな顔をした少年の絵画であったという。

以降も、様々な火災現場から同じ絵画が見付かるが、不思議なことにいずれも無傷の状態のまま発見されたという。
噂が噂を呼び、いつの間にかイギリスの消防士たちの間では、この絵は「火をだす呪いの絵」と呼ばれるようになった。

不思議なのは、その後もたびたび印刷画を飾る家庭から火災が発生しているにも関わらず、イギリス国内のデパートでは普通に販売されていることである。