今でも誰かが俺をはめてるとしか思えない話。

幼稚園から大学までエレベーター式に進学してきた俺。
小学校~大学まで同期で友達の『達也』ていうのがいた。

達也とは昔からかなり仲が良く、俺の家に泊まりに来て俺の部屋を掃除してくれてた。
最近ではよく服を買いに行っていた。

達也は大学に通う傍らホストをしてて話が上手く、俺の母や父を楽しませてくれていた。

で、つい先月。

俺と達也と基男(最近仲良くなった)で伊勢神宮に行った時。

達也が俺に「行ってくるから待ってて」と言い、どっかに走って行った
俺はトイレに行ってるんだろうと思い待っていたが、基男が「早く行こう」と言う。

俺は「達也は?」

基男「誰それ?」

もう意味が分からん。

基男と俺で話が食い違う、俺のケータイのアドレスに達也なんてないし、メールや電話履歴にも達也なんてない。

俺は腑に落ちないまま帰宅、両親に達也の事言っても誰も知らないだと。

卒業アルバムにも達也なんていない。

大学の生徒欄にも達也なんてなかった。

今でも誰かが俺をはめてるとしか思えない。

カラオケで浅井健一の真似をした達也を俺は覚えている。

ナンバーナイン着た達也を俺は覚えている。

俺の脳障害なのだろうか?