小学生のころの話なんだけど、ある日学校に行ったらクラスの女子全員から無視された。

すごく仲良しの子(以下B)にまで無視されてけっこうショックだった。
無視の原因は、クラスのリーダー格の女子(以下A)に言われたかららしい。
理由はAが最近Bと友達になったのはいいんだけど、Bが私ばかりと話すのや、遊ぶのが気に入らなかったみたいで皆で私をハブろう、ということになったとのこと。
しばらくして、クラス会やら何やらでイジメはやめようってことで無視は終わった。

ちょっとしたイジメ騒ぎのほとぼりが冷めた頃、Bの家に遊びに行った。
友達を独占したい気持ちはわかるなあーって今では思うけど、当時はやっぱりムカついてたのね。
だから、呪いの真似事をやってみよう、と思い立ったわけ。

何の本か忘れたけど方法は簡単だったから覚えてる。

生卵に穴を開けて、呪いたい相手の名前を書いて、土に埋める。
中身が腐るころに相手に不幸が・・・という内容だったかな。

Bは乗り気じゃなかったけど、私は腹いせ半分、興味半分で実行した。
Bの家の庭(というより田舎なので山)に埋めた。
私はなんかスッキリしちゃって、次の日にはほとんど忘れてた。

そしたら、一週間もしないうちにAが盲腸で入院した。
その連絡を聞いてすごく怖くなった。

(私のせいだ・・・呪いが本当に効いてしまった・・・)

ずっとずーっと、ごめんなさいごめんなさいって思いながら過ごした。

Aが退院してからも、何かあったら・・・て心配してた。

もうAも私も無事に高校を卒業したし、もう大丈夫かなと思うけどやっぱり心配。
今でも罪悪感は拭いきれないし、興味半分で呪いなんてやることじゃないですね。
当時は本当に怖かったです。