俺が小学校2年生の時、学校の近くには栗原と言う80過ぎの爺さんが住んでいた。
俺と友達のHとIはその爺さんをいつもからかってた。
その爺さんはからかうたびに「なんじゃーー!」と言って家から出てくる。

奴の玄関の前で叫ぶ。

H:「クリボー」

俺:「クリボー」

I:「クリボー」

そして家から出てきて逃げると言うい事を繰り返していた。
さらに玄関を叩いて「おい、クリボー!おるかー!クリボー!」とかまあ、酷い事をやっていた。

トドメはクリボーの大切にしていたサボテンをHが盗んで近くのドブに捨ててしまった。
それ以来玄関でからかっても、玄関を叩いても何も言ってこなかった。
俺達はそれから何日もやってたけど全く家から出てこなかった。

ある日、学校に芋泥棒が入った。
俺達が植えた芋を誰かが盗んでいったのだ。
俺達は学校の近所に住んでいるクリボーが盗んだと断定した。
放課後、クリボーの家の前に立って。

俺:「芋泥棒が入ったぞ~クリボーやぞ~。」

H:「出て来いクリボー!お前やろ~出て来い~。」

I:「芋泥棒出て来い~。」

好き放題言ってたら突然クリボーが出てきた。

手には鎌を持っていた。
俺達はマジ逃げした。

「このガキャ~~~!!お前らだけは~・・・・・・」

何言ってるかわからなかった。
ずっと追い掛けて来た。
本当に恐ろしかった。

クリボーがHに向かって振りかぶった。
Hは服が切れていた。
それでもHは全速力で逃げた。
もう皆泣きまくり。
あれから近づかないようにしている。

今思ったら俺達最低だな。

その数年後にクリボーは心臓発作で亡くなったらしいんだが、近所の若い連中もクリボーにちょっかいを出してたりしてたので、警察に疑われたとか聞いた。