友達の原稿手伝いに行って怖かった話。

隣の市に住む友Aとは、メール・電話での連絡は結構あるけど顔を合わせるのはイベの時か、かなり追い込まれてるAの修羅場の時くらい。

今夏もミケの修羅場で久し振りにAのいるアパートに行くと、畳敷きの部屋に何故か上から絨毯。(じゅうたん)
絨毯と言うか、50センチ四方サイズのを何枚も並べて敷いてあった。
寒い時でもないのに、と不思議に思ったけど、とりあえずそれには触れず原稿描きの手伝いをした。

夜中になって、ちょっと休憩しようかとAに言われ、やれやれと後ろ手に手をつくと、片手に何か濡れた感触。
振り返ると絨毯が真っ赤な液体で濡れてて、片手の平も真っ赤になってた。

色と良い、匂いと良いどう見ても血で、どこか怪我したかと慌てて自分の腕なんかを見ても何ともない。

目線を正面に向けると、テーブル越しにAが顔をしかめてて「やだなぁ、またか」って・・・。

聞けば、一ヶ月ほど前から、どこも怪我してないのに、気づいたら畳の上に大小の血のシミが出現していると。

「数日に1回くらいだけど、畳のあちこちにシミ出来てて鬱陶しいし見た目悪いから、この絨毯を敷いてるの」

そういって何枚かはがすと、既にどす黒くなってる血の跡が点々と。

「これじゃ引っ越しする時に敷金戻らないどころじゃないかも」って愚痴るA。

何か原因と言うか心当たりはないのかと問うと「ちょうど一ヶ月前に、通勤途中の道にあるお地蔵さんを壊した事くらいかなぁ」と。

残業帰りの夜、人気のない田んぼに囲まれた道を車で行ってる時に、CDだかの操作に気を取られ、ちょっとよろけた拍子に、道脇にあったお地蔵さんを引っ掛けたらしい。

どうやら、交通事故で亡くなった人のためのものらしく、花も供えられていたけど、それも轢いて潰してしまった。

Aは「車を降りて、とりあえず元の位置に戻したよ。腕のあたりがちょっと欠けてたけど謝ったんだし、それとは関係ないと思うよ」とケロッとしている。

元々、そういった方面には無頓着だからか、お払いとかしてもらったらと言っても笑うだけ。
今もその現象は続いているらしいけど、それ以外の事はないのでAは放置している。

確かに、それが原因かはわからないんだけど。
自分としては平気でいるAが何だか怖いです。