幽霊とかじゃないけど未だに納得できないことがある。
それは幼稚園に通ってた頃。

ある日、ばあちゃんの畑で遊んでたんだけどそこで同じくらいの年齢の男の子と友達になった。
名前は鈴木なんとか。
俺はその鈴木君とすぐに仲良くなってそれから毎日遊んだ。

鈴木君とは違う幼稚園だったけど、ばあちゃんの畑の方に行くとだいたい鈴木君に会えた。
鈴木君の家にも行った。
2人でウルトラマンの図鑑読んだの覚えてる。
とにかく、あの頃は鈴木君とよく遊んでたと思う。

でも、ある日を境にぱったり俺と鈴木君は会わなくなった。
原因は覚えてないし、いつ頃から会わなくなったのかも覚えてない。

それからばあちゃんの畑には何度も行ってたけど、多分鈴木君には一度も会ってない。
いつしか俺は鈴木君のことを忘れてしまっていた。

話は飛んで中学生の時になる。
俺は鈴木君のことなんてずっと忘れてる。
でもある日、部屋を掃除してたらウルトマンの図鑑が出てきて、それで思い出した。

「あー昔鈴木君とよく遊んだなー」って。

で、何気なく母親に聞いてみたんだ。

俺:「昔さ、俺ばあちゃんの畑の方に住んでる鈴木君とよく遊んでたよね?どうしてるかな?」

母親:「?そんな子と遊んでたっけ?」

俺:「え?」

母親が知らないわけがない。
ばあちゃんの畑は俺の家から100mぐらいの距離で、その辺の家の人とは皆顔見知りだ。

絶対に鈴木って人が住んでて俺と同じくらいの年の子供がいたはずだ、とを力説した。
でも母親は 「そんな人はいなかったよー。だいたいあんた外で遊ぶのよりも家でゲームしてる方が好きじゃん」 って笑ってた。

結局、鈴木君については何もわからなかった・・・。

ただ、絶対にあの頃俺は鈴木君と遊んでた。
遊んでた記憶はきちんとある。

でも、鈴木なんて人は確かに住んでなかったそうだ。
鈴木君のことを知ってるのは俺だけだった。
これって俺が頭おかしいのか?
未だに納得がいかない。
一体この記憶は何なんだ?って、たまに思い出してはモヤモヤ感を覚える。

そういう納得がいかない記憶ってありませんか?