うちの家系は歴史の教科書に出てくる人の血をひいています。
その人が京に向かう途中、寺に泊まりました。
そこで、とても美しい尼さんを見て、とても気に入り、その晩、その尼に「おねや」を言い渡しました。
そしてその尼さんに子供ができてしまいました。

相手が上様と言えども、仏の教えに背いてしまったため、もう寺には居られなくなり、寺を出ることになりました。
そして、小さな村に行き着き、その村で女の子を産み、育てることになりました。

上様はその後もあの尼のことが忘れられずに、寺に使いを出し、側室に迎えようとしましたが、寺にはもういません。

そして、子供ができたことも聞きました。
上様はその尼を探しました。
しかし、見つかったのは亡くなった後でした・・・。

尼さんは亡くなっていましたが、娘を連れて帰りました。
その娘はお女中の娘として育てられることになったのです。
その姫の名前は「清条」清姫と呼ばれました。

上様は清姫をとても可愛がりました。
しかし、幸せな時は永く続かず、戦に負け、城を離れることになりました。
上様は切腹、重臣も死罪になりました。
しかし、清姫は女中の子とされていたため、落ち延びて、かつて母と住んでいた村に行き着きました。

清姫は美しく、賢く、村人からとても愛されました。
そして、その村で結婚しました。
しかし子供が授かりませんでした。

ある時、1人の女が村で倒れているのを姫が見つけ、家に連れ帰り看病しました。
何かに追われて逃げていたらしく、ひどく弱っていましたが、看病のかいがあってその女は元気になりました。

女は村を去る際、とても感謝し、「また、必ずお礼に伺います。」と言って行きました。

その数日後の晩、夢を見ました。
あの女が出てきて、自分は菩薩(ぼさつ)だと言います。
そして「あなたに女の子を授けましょう。あなたの血は永久に途絶えることはないでしょう。」と言いました。

清姫は「ありがとうございます。それでは、私や私の子孫である女子が没した後はあなた様のお側に仕えることを約束します。」と答えたそうです。

その後、うちの家系は必ず、一番最初に生まれる子供は女の子で、婿を取ることになってます。
私も婿を取り、女の子を産んで、死んだ後はその菩薩様に仕えることになってます・・・。
実際・・・あんまり信じてはいないんですが、家系図を見ても、清条様の娘から私に至るまで、第一子が女の子で、婿を取って来ているのは事実みたいです。