日常に潜む怖い系をいくつかご紹介・・・。

【最終的に殺してしまった】
まだファミコンが出たばかりだった、俺が小学生時代の話。

近所に大学生の兄ちゃんがいた。
地元の国立大に行ってて、穏やかな人だったから、うちの母ちゃんが家庭教師をお願いしたのがきっかけで仲良くなった。
そのうち、その兄ちゃんがファミコンを持ってるってことを知って、俺を含めて近所のガキ数人とその人の家によく遊びに行くようになった。

まあ、今思うとガキなんか邪魔だったかもしれないけど、嫌な顔ひとつせずに俺たちと一緒にゲームに興じてくれるような人だった。
そんな感じで半年くらいたった頃から、兄ちゃんの様子がおかしくなった。

遊びに行ってもずっと電話をしてて俺たちに構ってくれなくなった。
おかしいっていうのは、電話を掛けてるんだけど、兄ちゃんが一言も喋らなかったこと。
ダイヤルを回して、受話器を耳に当てたまま一言も喋らない。
しばらくすると受話器を置き、もう一度ダイヤルを回す。
ずっとその繰り返し。

そんな状態がしばらく続き、俺たちもだんだん兄ちゃんが怖くなってきたし、友達もファミコンを買ったことでそっちの家に入り浸り、兄ちゃんの家には行かなくなった。

同時期、兄ちゃんの家庭教師も終わった。
向こうの方から「大学が忙しい」って連絡が来たって母ちゃんが言ってたし、俺は不思議にも思わなかった。
そうして数ヶ月が経った。

ある日、テレビに兄ちゃんが出てた。
女の人を殺しちゃったんだってさ。

以上です。
後で知ったんだけど、兄ちゃんは当時付き合ってた女の人に振られてから、嫌がらせや付きまといをしており、最終的にその人を殺してしまったそうだ。



【ばっちり食った俺】
俺は普段の移動手段はバイクだ。
時間や場所の自由がきくから。

その日も俺はバイクで走っていた。
天気もよかったし、フルフェイスのシールドは全開にして初夏の風を満喫していた。

前方には、どこかへ出かけるであろう家族が乗ったRV車が走っている。
俺もどこか行こうかな・・・なんて考えていたんだ。
すると、前を走っていた車の窓から、何かが反対車線に飛んでいった。

「げ、ごみか!?」

俺は左端へよった。

ばん!
反対車線からそんな音とともに、何かが飛んできた。

「げ、ごみ・・」

みしゃっ・・・。
視界がゼロになった。

俺はこけそうになりながらも何とか路肩にバイクを停め、視界をふさいでるものを取っ払った。
やたらずっしりしたごみは瀕死の猫だった。
RVから飛び出してしまった猫をちょうどすれ違った車が打ち返してしまったらしい。

俺、何年かぶりに泣いた。
顔面痛えし、猫はすぐに息を引き取っちまったし、路肩で号泣した。

後日談になるが、俺の顔にはたいした傷もなく、へんなばい菌ももらっていなかった。
猫に死なれた家族も、運悪くそれをはねてしまったドライバーも、とばっちり食った俺も救われないけど。
一番洒落になってなかったのは近所の家のひとだったかもな・・・。

チャイムが鳴って出てみたら顔面血まみれで片手に猫、片手にメット持った男が涙声で「すいませ~ん」てきてるんだもんな。
救急車の前に警察呼ばれたよ。



【歌に隠された暗号】
『いろはにほへと、ちりぬるを』
この言葉から始まるいろは歌に隠された暗号をあることをご存知だろうか?

通常は7・5に区切って歌われるが、これを7・7に区切り各文節の最後の文字を取り出して並べると・・・『とかなくてしす』つまり『咎なくて死す』。
罪も無く死んだという意味になる。

今だに作者が分かっていないこの『いろは歌』は・・・もしかしたら作者が残したメッセージなのか?

しかし、このいろは歌に隠された暗号がもう1つあるが、解読した人はことごとく死んでしまったという。

それでも、解読したいという人にはちょっとヒントを。

まず7文字に区切った文節を縦書きにして、上から並べる。
次に右下の空白に「も」という字を書き入れる。

そして「の」という字を中心に見て、「か」の対称となるのは「き」。
「と」の対称となるのは「も」。
こうして読んでいくと・・・。