小学生の時の話。

工場脇の広い空き地に、週に何回かは遊びに行っていた。
空き地と言っても学校の校庭より遥かに広く、今考えると何故あれだけの面積が未開発のままなのだろう・・・とは思わされる。
まま「だった」のだろう、と書かない理由は、二十云年経った今も未開発のままだから。
背よりも高い笹が一帯を覆っていた。
チャリで近くまで行き、まぁサッカーも何もやれないんだけど歩くだけで遊びになった。

多分秋頃だったと思う。
いつものように何人かで遊びに行き、それぞれ勝手に歩き回っていたんだ。
一人ずつ分かれて行動していた。
自分も笹をガサガサ掻き分け、目的もなく歩き回っていた。

そうこうする内、少し寒く感じ始めたから笹の開けた陽の射した場所を探しそこへ出た。

するとそこには先客がいた・・・。
ヘビが一匹、トグロを巻き日向ぼっこをしていた・・・。

これだけだと何の変哲もない話なんだが、ヘビがでかい、でかすぎる、でかいんだよ。

小学生だったとは言え、トグロの直径が充分寝られるベッドに感じた。
陽に気持ち良さそうに当たっていて、特にこっちを気にした様子もなく、陽へ向けゆっくり首の向きを変えていた。
ヘビが気持ち良さそうにしていたせいか、間近にしながら不思議と怖くは感じなかったな。
でも時間にして2~3分ほど眺めていると、軽く威嚇と言うか、鎌首をもたげてきた。

顔の位置が自分の背よりも高く、見下ろされる形になった。
それでも害意は感じなかったんだが、礼儀上ここに居ちゃいけないのかなと察し離れた。

その後、仲間と会い、普通に何事もなく帰ったっけな・・・。

自分は生き物に詳しくない・・・。
だからあんな巨きなヘビが、日本にいるかは知らない。
今思うと、と言うか、その時リアルタイムで思ったが、アオダイショウだったとは思う。
アオダイショウが日本で最も大きいヘビ種なのくらい、知っている。

それにしても、あんなに大きくなるものか????

空き地はどうも産廃処理場が近いらしい。
空き地がいつまでも開発されない理由はあのヘビに関係してるのかな・・・。