西アフリカを中心に猛威を振るうエボラ出血熱で、既に5000人以上の人命が失われている。
未だに特効薬も予防薬もないというから、実に恐ろしい病気である。

中央アフリカ・エボラ川流域が発生源とされるこのウイルス性感染症は、過去10回の流行を繰り返してきた。
そして今回は最大の被害状況だといわれるが、なぜエボラは今になって爆発的に流行するようになったのだろうか?

昔から貿易をはじめとする様々な分野で、アフリカと世界は接点があったはずだ。
それに感染源がコウモリやサルだとしたら、以前から広範囲で発生していてもおかしくないだろう。
たとえ空気感染しないとしても、これは非常に不可解だ。

実は今回猛威を振るっているエボラウイルスは、従来から自然界に存在していたエボラウイルスとは異なり、生物兵器として人工的に培養されたものではないか?という説がある。
これが本当だとすれば、そのような恐ろしい行為に及んだのは一体誰なのか?


■“ソ連の生物兵器”説

先月24日、米紙「ワシントン・ポスト」電子版は、「旧ソ連とその後のロシアは、エボラ出血熱のウイルスが生物兵器として利用できる可能性について35年にわたって研究していた」と報じた。

米研究者らの調査によると、東西冷戦時代のアフリカでは、いくつかの国に旧ソ連の軍事顧問団が常駐しており、そこには生物兵器の開発研究所もあったという。
しかし、最終的にエボラウイルスは生物兵器に不向きであると判断され、研究は終了したという。
研究中には、針で防護用の手袋を突き刺すなどの事故で、1996年と2004年にそれぞれ1人が感染し死亡したこともあったとされる。

この“ソ連の生物兵器”説を補強する話は他にもある。
軍事評論家の故・江畑謙介氏によると、旧ソ連軍は「核兵器より安価で運用が簡単な上、殺傷力が強大である」との理由から、生物兵器研究に相当な予算を組んでいたという。
また、旧ソ連軍において生物兵器計画のナンバー2として活躍し、1992年に米国に亡命したカナチャン・アリベコフ博士は、「私の指揮下で、1980年代後半~90年代前半にかけて6万人が生物兵器開発に携わっていた」「1972年の生物兵器禁止条約(BWC)調印後も、ソ連は研究開発を継続し、新体制のロシアになってからも研究開発が続けられた」と米国議会で発言したとされる。

博士の主張が真実だとすれば、ロシアはソ連から受け継がれた生物兵器研究を、少なくとも昨今まで行っていたことになる。
その中にエボラウイルスも含まれていたとしたら・・・。

現在、ウクライナ問題もあって、ロシアは欧米各国から制裁を受け、国際的に孤立しつつある。
「これ以上なめたら、細菌兵器をぶち込むぞ!」というロシアの警告が発せられているというのは考え過ぎだろうか?

■“アメリカの生物兵器”説

9月9日、アフリカ西部リベリアの新聞「デイリー・オブザーバー」は、科学的な分析に基づき「エボラ出血熱のウイルスを開発したのは、アメリカである」と報じた。

それによると、「アフリカで秘密裏に活動を行っているアメリカは、“合意書200”という暗号で、この地域でエボラ出血熱を蔓延させることを計画した」という。
また、同新聞に掲載されたブロドリック教授と名乗る人物の記事では、「エボラウイルスは、遺伝子組み換え生物(GMO)として、アメリカの軍需企業によって開発され、この企業の秘密実験は全てアフリカで行われている」とされている。
そしてこのアメリカの計画の目的は、アフリカの人口を減少させることだというのだ。

この科学的分析の信憑性がどれほどのものであるのか、非常に気になる部分ではあるが、新聞がこのような報道をするからには、何らかの疑念があるということなのだろう。
「人口を減らす」=「人口削減」といえば、秘密結社イルミナテイが秘かに推し進めているとされる計画の一環である。
彼らはWASP(ホワイトアングロサクソンプロテスタント)を残し、黒人や黄色人種の人口を削減し、世界の人口を20億人までに減らしたいとの構想を持っていると伝えられる。
また、アメリカ政府を影で操っているのはイルミナテイであるとの説もあるが、果たしてエボラウイルスは人口削減のため手段だったということなのだろうか?

以上、今回はロシアとアメリカの生物兵器説をご紹介したが、エボラ出血熱に関しては、まだまだ不可解な点が数多く残されている。

「日本にエボラが発生するのも時間の問題だ」という指摘もあるが、大流行の一刻も早い収束と、治療薬が見つかることを願ってやまない。