一週間くらい前にあった、怖いって言うか変な話。

確か、夕方の4時ごろだったと思うんだけど、その日は盆休みで帰ってきてた友人と久々に飲みにでも行こうかってことで、繁華街近くの駅前のベンチで友人が来るのを待ってた。

すぐ傍には同じく待ち合わせなのか、すごいチャラい感じの“にーちゃん”がいたんだけど、その時は特に気にも留めてなかった。

ところが少ししてからチャラい“にーちゃん”が突然「あれ、これヤバイかも、ヤバイ、ヤバイ」みたいなことひたすら呟きだした。

一瞬、出川の真似でもしてるのか?とか、何がヤバイいんだろう?忘れ物でも思い出したのか?そうと思って聞いてたんだけど、少ししてから『グラッグラッ』て感じで地震が来た!

結構デカイって思って身構えてたら、“にーちゃんが「ゆらぐとも、よもや抜けじの要石、鹿島の神のあらんかぎりは」とか唱えて「バンッ!」って地面を踏んだ瞬間揺れが治まった。
※この時は「要石」とか「鹿島の神~」の部分しか聞き取れず、後でネットで検索した時に出てきたやつだから違うかもしれん。

突然のことで俺がポカーンってなってると、こっち見た“にーちゃん”は照れたみたいにヘラヘラ笑いながら去っていった。

んで、その直後にやって来た友人に「今、結構でかい地震あったよな?」って聞いても「そんなのなかった」とか言うし、周り見てみても誰も気づいてるような様子がない。

ええ~っ!って思いながら携帯で地震の情報を調べても出てこないし、あれはホントになんだったのか謎だ。