以前、深夜ある峠を越えて車で帰宅した時の話だ。

誰もいやしねーとちょい飛ばしてたんだわ。
そしたらカーブの先にいきなり赤い服着た女が突っ立ってた。

咄嗟の事だったがギリでかわした!
もうスピン寸前って感じ。
で、慌てて後ろ振り返ったらその女ぶっ倒れてるんだ。

真っ青になったね。
急いで車降りて駆け寄ってみたんだが・・・。

マネキンだった。

昔の洋品店とかにありそうな、割とリアル系。

「人騒がせだなー!」って道の脇に蹴り飛ばしてやったw
で、再び車走らせたんだが・・・もう心臓バックバク・・・ガチの事故じゃなくて良かった。
マジ人ひいてたら・・・ってね。

が・・・冷静になって考えると、何故あんな場所にマネキンがある?
どうにも気になったから引き返してみたんだわ。
やっぱ道脇に寝転がってる。
赤い服着たまんまで。

なんだこれ?と思って服引っ張ってみたらズルっと脱げた。
したら・・・背中に何か書いてあるのが見えたんだ。



・○川△美2*歳OL
・平成*年*月*日
この場所で男に車内暴行され翌日自殺

・俺は犯人を絶対許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない・・・

マジックの走り書きでビッシリ。
最後の方は字がかすれてる。
もうゾゾッときて思いっきり逃げたね。
さっぱ意味わかんねーし。

で、そん時気付いたんだが、反対側の藪に軽トラが停まってたんだ。
誰か乗ってたのかどうかはわからんし、単なる放置車かもしれん。
だがもしかすると、何らかの目的を持った人物が、ずっとそこに潜んで何かを待ち構えていた・・・なんてな。

その峠はどうも気味悪くてそれから半年くらい避けてたんだが、再び通ったらアホくせーほど何もなかった。

群馬での話でした。