小学生の頃、学校のウサギ小屋の近くで友達と待ち合わせをしていた。

友達がなかなか来なくて退屈だったので、その辺の草等をむしってたら、ピンク色でツルツルしたウサギの赤ちゃんの死体がでてきた。

「ごめん!」と、泣きながら死体を元通りに埋めなおした・・・。

これは事故だ、と自分に言い聞かせて、お墓っぽい飾りも追加して埋葬した。
だが真の恐怖はここから始まる、その様子を見ていたお節介な女子が翌日の帰りの会で、俺の失態を鬼の首を取ったような顔で発表。
それが変な方向に話が進んでしまい、俺はクラス全員から墓荒らし扱いをされた。
子供の話なんざ真面目に聞いてもいない32歳のババア担任が詳しい事情も知りもせず、聞きもせず大激怒、親が呼び出されたよ。

それから更に状況は悪化する。
俺を告発したクソガキ女が話に輪をかけて方々に言いふらしたらしく、上級生の女子全員からも露骨に避けられるようになった。

俺を見ただけでマジ泣きする女子もいたし、そのたびに先生にぶん殴られたんだぞ、俺!
広まった噂の一部を偶然耳にした。

「ウサギ小屋に忍び込んでは子うさぎを殺していた」

「生きたまま土に埋めて石で潰していた」

「腐った頃に掘り出して食べていた」

「次は鶏小屋が危ない」

ああ、うさぎ小屋には入ってたさ、だがそれは生き物に関心の無いクソガキどもが小屋の手入れ、餌やり、トイレの掃除を怠ってたから俺がいつもいつもいつも代わりにやってたからだ!
それに俺なら死んじゃった子うさぎを、あんな無造作に葬ったりしねーよ!

ていうか、まず子うさぎ埋めたのは誰なんだよ?
死んでたらまず俺が気づくはずだぜ、普通。