北海道で一人暮らしをしていた時にあった不可思議な体験を書かせてもらいます。

ある朝目覚めた僕がボーッと天井を見ていると、ゴーッと言う小さな音が聞こえることに気が付いた。
農家が近いので作業機械の音だろうか?と思っていると、天井にポツンと小さな光りの点が見える。
するとゴーッと言う音は次第に大きくなり、それに合わせるように光りの点は大きくなりはじめた。

「なんだこれ?」とのん気に考えていると光りはバスケットボール大ほどになり、「ゴーッ」と言う音が部屋中に響いたかと思うと、光りの球が天井から飛び出し「ゴッ!!」と言う音を発して顔面に突っ込んできた。

その衝撃はすさまじく、顔を真正面から思い切りビンタされるような感覚が走り「ビダダダーン!!」と言う感じの弾かれるような音がした。

その衝撃で体が海老ぞる様な姿勢に跳ね上がった後に弾かれるようにガバリと飛び起きた。
咄嗟に悪友が悪ふざけをして顔面にビンタをしたのでは?と思い辺りを見るも誰もいない・・・。
でなければ強盗が押し入り暴行を加えたのではないかと考え、部屋中をチェックするがやはり誰もいない。
窓や玄関は施錠されており誰も入った形跡は無い。

流石に少し怖くなったが、妙な夢だったのだろうと思い込むことにして二度寝した。

それから何日か過ぎ、そんな事があったことも忘れていたころまた同じことが起きる。
細かく言えば全く同じではなく、「ゴーッ」と言う音も光りも以前の時より小さくなっていた。
二度目とあって僕のリアクションも薄くなり、天井に光りの点が見え、音が聞こえたときには「んー・・あ、こないだのあれか・・」と思いなりゆきをボーッと見ていた。

最後は同じように顔面へ光りが飛び込んでくるのだが、今度は衝撃が幾分弱く、「また来たのかぁー」と思いながらトイレに行き用を足した後に二度寝した。

またしばらく時間が過ぎたころ、二度あることは何とやらでまた同じことが起こる。
この時はもう光りが見えた時点で僕は「ああー・・・またか、もうえんどくせー」と、うんざりしたようなリアクションを取っていた。

この時は音も光りもずいぶん弱々しくなっており、顔面にキュポンと言う感じで吸い込まれた。
今度は起き出すことも無く二度寝に入った。

この三度目を最後に不可思議な出来事は起こらなくなった。
何がどうしてあんな事が起きていたのか見当も付かないが、あまり恐怖は感じず、ただただ不可解としか言いようの無い出来事。

オカルト好きで地域伝承などに詳しい人にこのことを話すと「神入りと言って光りが顔に飛び込むなんて記述はたまに本で見るよ」と言われた。

修行僧なんかが似たようなことを経験するそうだ。
けども結局、妙な力が備わったわけでもないし、変わったことも起きていない。

オチもなにも無くてすみません。
同じような体験をしていてこの現象の意味がわかる人が居たら嬉しいです。