そもそも「地厄」とはなんなのか。
そんなことからTちゃんは語ってくれました。

「とても古い霊で、その全てが古墳等に奉られる地位の高かった人」
「その土地を収めていた人で眠りを妨げられた事に怒り襲い掛かってくる」
「霊力はとても強く、最上位に値する」

これが地厄の正体だそうです。

そんな地厄が同時に六体もいたらどうなるのか?
起きてはならないことが起きてしまいました・・・。

今から8年前、Tちゃんも自分の力で除霊が行えるようになったばかりの頃の話です。
Tちゃんの元へT母から連絡が入り、集合がかけられたそうです。
とある片田舎、原因はやはり土地開発。
山を切り崩しての大掛かりな工事。
そこには明らかに古墳であろうものが多数みつかった。
本当であれば直ぐに工事を中止し、国へ届け出るのが普通だそうですが、面倒くさかった現場長が、気が付かないふりをして工事を続行して平らにしてしまった。
もしかしたら、古墳の下にお宝でも眠っていると思い、それを拝借しようとしたのかもしれないとの事。
結果は最悪。
工事に関わった人の全滅。

これだけ数が多いと一人や二人の地厄払師様では手に負えない。
で、総勢九人が集められた。

今までも二体位の除霊はあったそうですが、流石にこの数が同時に、しかも同じ土地に現れたことは前例が無いそうで、緊急招集がかけられたそうです。

普通であればその土地に家を建て、地厄払師様が住み、除霊を行うのですが、数が数だけに家を建てる事が出来ないでいた。

そもそも一体の地厄に対抗するのに2~3人で対応するのに今回は人数が足りない。
で、出した結論が、周囲を壁で囲みその土地へ踏み入れる人が出ないように封鎖。

現在の地厄払師様の数はわずか26人。
既に他の場所で除霊をしている人を除くと19人。
全員集まってギリギリの対応、しかし、それでは他で何かあったときに対応出来ないので、壁の建設は直ぐに始まった。
範囲は一辺800mにも登る正方形を壁で囲む。
周辺住人にも上手く説明しなくてはならない。
幸いだったのは周辺に大きな住宅街等は無く年寄りの多い地域だったことだ。

しかし、問題はこれで終わらなかった。
翌日、近くの旅館に泊まっていた地厄払師様二人が消息を経った。
慌てて例の土地を見に行くと「持って行かれてる・・・・」全員一目見てわかったそうです。

いままで前例の無い事・・・。
地厄支配下外への攻撃・・・。
この時ほど怖かった事は無いとTちゃんは言ってました。

しかもこの時持って行かれた二人は地厄払師様の中でも最も霊力の強かった二人。
完全に勝ち目が無いと痛感し、逃げるように非難したそうです。

現在、この場所は周囲を壁で囲み、近辺住人にはダムを作るという名目で強制退去。
実際にダムになるかは判らないそうです。
そもそもダムを作る間に何人の犠牲者がでるかわからないと涙ながらに話してました。

六体いる地厄の内少なくとも一体は歴史上名のある人だったか、そうでなくても相当位の高い人物だったのは間違いないそうです。
そうでなければ、あそこまでの霊力は手に入らないそうです。

最後に私から一言。
心当たりがあったとしても絶対興味本位で見に行ったりはしないでください。
日本でも最上位にあたる地厄払師様達でも解決策の見出せない場所です。

ご閲覧有難うございました。