5年前の話を。

当時仲間内4人でドライブをして夜景を見るという、免許とりたての若者のまさにオーソドックスな事をしていた。
いつものように運転手以外は酒と夏ということで花火を買って目的地を決める事に。
友達の一人が職場で穴場を聞いたと、場所も近いこともあってそこに決めた。

その山道はトラックや地元の人の裏道で使われる程度らしくトラックとしかすれ違うことはなかった。

運転手であり場所を提案した友達が「あ!本当にあった!」と公道を外れ即席で作ったような車1台分しかない脇道に逸れた。

しばらく走ると少しひらけた所に出た。
ここで夜景を見てくださいと言わんばかりに置かれたベンチ。
車も路肩に止めるともう1台はすれ違うことは出来るであろう広さになっており、夜景もふもとには新幹線が時たま走り素晴らしい夜景が広がっていた。
何より素晴らしいのは、夜景スポットには必ずいる鬱陶しいカップルも自分らのような悪ノリ若者もいない。

すごい場所を教えてもらえたなぁ!とみんなで盛り上がった。

酒も入り、花火をしながらかなり騒いでいたと思う。
その時1台の軽トラが来たんだ。
正直「やべっ!騒ぎすぎてるから地元の人が来たか!?」と焦り、花火やゴミを片付け、「すいません」と軽く会釈したが、軽トラは止まることもなく普通に過ぎていった。

拍子抜けしている友達は、また荷物を置きまた飲み出していた。
しかしチキンな自分は軽トラが引き返してくるのでは?と軽トラの行方を目で追った。

軽トラのライトでわかったのだが、この道は1本道で緩やかなカーブを描いて森の奥へと下る感じの道だった。
緩やかなカーブで軽トラが消えるまで目で追えた。
その時、友達が「おい!あれなんだよ・・・」と指をさした。

数100m先に白いなにかがユラユラしている。
よく4人で目をこらして見てみると、白いYシャツを首の上まで着ているのか、、首がないのか・・・とにかく首の見えない真っ白な大人ぐらいの大きさのなにかがユラユラこちらに向かってくる。
子供が歌を歌うときのような大きく横にユラユラしながらも確実にこちらに向かってくる。

サーっと血の気が引き、みんなも唖然としている。

おかしい自分はずっと軽トラを目で追っていた。
あんなモノがあれば気づいたはずだった。

「やべぇっ!」

一人が言った瞬間全員パニック。
車に乗り込みバックミラーは絶対に見れず、急いで下山。

愛知県の西三河なんだが詳しく知っている人はいないかな。