今月号のりぼんのマンガ『絶叫学級』がかなり後味悪かった。

主人公の女子小学生Aは日頃、両親の愛情が3歳の妹に集中していることに不満を持っていた。
1日だけでいいから妹と入れ替わりたいという願いが実際叶い、両親に溺愛される妹としての暮らしを楽しむが、逆にAと入れ替わった妹は、幼い故に善悪の判断が付かず、Aに包丁を突きつけたりし、Aは妹に怯えるようになる。
その件で母親はAがおかしくなったと夫に相談。
夫は下の娘に構い過ぎたせいでAはそんなことをしてしまったんだ、明日3人で話し合いをしよう、と言う。

このまま良い方向に行くのかと思いきや、夜中に再び妹はAを抱き抱え、マンションのベランダから落とそうとしていた。
怯えるAだがその瞬間、1日だけの願いが解け元の体に戻る。
しかし時既に遅く、妹の体は落とされた後だった。
テレビのニュースでは、妹の転落死及び体にあった包丁の跡から、虐待疑惑があると報道された。

Aが元の体に戻れて良かった、助かったと思った瞬間、妹の体は落下、本当は妹がAの体にいた時にやったのに、Aが妹を突き落として殺したということにされるという、子供向けにしては相当後味悪過ぎる話だと思った。