週刊ストーリーランド「閉じ込められた三人」

高所恐怖症・閉所恐怖症・暗所恐怖症の三人がエレベーターの中に閉じ込められた。
三人は上の30階にある恐怖症のカウンセリングセミナーに向かう途中だった。
なんとか三人で力を合わせて脱出しようとするが、エレベーターのワイヤーが切れそうで傾いて、揺れている。
しばらくして三人の頭上のドアが開き、一人の男が顔を出す。

セミナーの清水。
実は今までのことは、三人の恐怖症を克服するために仕組まれたカリキュラムだった。
どうやらいつの間にか三人は恐怖症が治っているようだ。

清水はエレベーターのボタンを押した。
しかし反応しない・・・。
エレベーターが本当に故障・・・。

清水が三人をエレベーターから引き上げようと手をさしのべたが、差し出された手が汚れていたのを見て清水はびっくりし、思わず手を離してしまった。
その衝撃でエレベーターのワイヤーが切れ、三人を乗せたエレベーターはまっさかさまに落下。
清水自身も恐怖症持ちで、彼は潔癖症だった。

清水は白衣を着ていてパっと見医者だが・・・実は患者の一人。
本物の医者は清水の後ろで治療の結果を淡々とカルテに書き込んでる。