2014年7月、ロシア西シベリア平原の中央部分に突如として巨大な穴が出現した。
巨大穴の直径は100メートルにもおよび深さは推定50?70メートルほどあるという。

突如として現れた点が奇妙だが、それ以上に不思議なのが、これだけ巨大な穴が空いているのに周囲には掘り出された土が全く存在していないのである。
没落か蒸発でもしたかのようにぽっかり巨大な穴だけ空いている。

シベリアの巨大穴が発見されたばかりのころは「隕石の落下でできたクレーターではないか」という都市伝説が流れたが、同地区の首長は隕石が落下した事実はないときっぱり否定。

しかし、この巨大穴には他にも奇妙な点が散在する。

まず穴が自然に空いたにしてはなめらかに掘られていることである。
鋭角な側面をしていてまるで人工的な機材かなにかで掘られたようななめらかさだ。

しかも巨大穴の周囲にある植物に注目すると、焼け焦げたような跡がある。
隕石の衝突が穴の空いた原因でないとするとなぜ植物は焼け焦げたのか?

北極圏研究センターと氷雪圏アカデミー財団が共同調査をした結果、この穴は「地下から“何か”が噴出したことで自然発生したものだ」とされた。

何かとは一体・・・?

シベリア巨大穴が出現したことを発端に、ロシア各地では似たような巨大穴が突如としていくつも発見された。
これらも自然発生したのだろうか、今ロシアの地殻で何か変異が起こっているのだろうか。