去年の秋ころの事なのだが・・・。
部屋で本を読んでいたら窓の外が僅かにカタン・・・カタン・・・と揺れる音がした。
風かな?とあまりきにせずその日はそのまま寝た。

それからも数日おきくらいになんか窓が揺れる音がしていて、このアパート建て付け悪いのかな?新築っぽいのになぁとか考えていた。
ただ音が鳴り出して2週間目くらいに気が付いたのだが、音が鳴るのって厳密に時計見て特定したわけじゃ無いからあれなんだけど、どうも夜の12時半から1時半頃に多いような気はしていた。

まあ今から思うとこの事を深く考えなかったのが結果的に良かった。

そういう事が1ヶ月くらい続いたある夜のこと。
ちょっとシャンプーが切れていたので夜中にコンビニへ買出しに行って帰ってきたとき、確か1時頃だったと思う。
最近寒くなったなぁとか考えながら、ふと2階の角部屋の自分の部屋を見上げたら、なんか人?シルエットからしたら女っぽいのがさかさまに屋根からぶら下がって、俺の部屋の窓枠を掴んでやがった。

怖さよりもなんかひたすらびっくりした俺はそいつに向かって「なんだお前!」と結構大きな声をかけたら、そいつチラっとこっちを見てそのままヤモリが壁を這うみたいに、サササッと後退していった。

俺は「なんぞ今の」と思ってすぐにアパートの反対側に回ったんだが、結構すぐ周ったのにそいつの姿は無かった。

それで、その後はそいつに出会ってないし窓の音もしなくなったのだが、後からふと考えると、もし音が鳴った時点で不審に思ってカーテンを開けていたら、恐らく俺、そいつとモロに対面していたわけだよな。

今考えるとかなり怖い。
一体あいつはなんだったのかと・・・。