月空洞論

「月の内部は空洞になっている」という都市伝説がある。

この都市伝説の発端は月に降り立った科学者たちによって仮説が立てられた。
最初に月の内部が空洞である可能性を指摘したのは、アポロ12号で月面の調査をした科学者だった。

宇宙船が月に着陸するときに発生する振動を地震計で計測したのだ。
その結果、月は振動のピークが1時間以上にわたって続いたという。
同じ物理現象が地球で起こっても振動のピークは数分で収まってしまう。
そこで月の内部構造が地球と全く違うと仮説付けられたのだった。

このような実験はアポロ15号まで続けられたが結果は似たようなものだった。
天体の内部が空洞になっているという奇妙な話は、「月が実は宇宙人の巨大な宇宙船なのでは?」というトンデモ説も飛び出して月空洞説は眉唾ものの都市伝説化してしまったように思えた。

2015年にはアメリカのチームが月の内部に溶岩洞のような5キロメートルほどの空洞があることを指摘した。
月は地球より重力が低いため上の岩盤に押し潰されることなく空洞が残ったのだという。

空洞が実際にあるということであれば、実際に探査することも可能で月空洞説が眉唾ではないことを実証できるかもしれない。