つい最近の出来事です。

寂しがり屋の私は、この夏とりたてて楽しいイベントの予定がないことに我慢ならず、大学時代のバイクサークルの仲間を沢山誘ってなにかやろうと思い立ちました。

そこで、一番仲のよかったA君に電話をし相談した結果、心霊スポットとして有名な避暑地まで、バイクでツーリングに行こうという事に決めました。

で、大まかな予定を決めた後、他の人達にお誘いの連絡をすることに。
サークルの名簿を頼りに上から順に電話をかけていってたところ、ある1人の名前に目が止まりました。
仮にB君としておきますが、そいつは身なりが常にだらしなく、不精髭を生やし、更に金にもだらしない、といった奴でサークル内でも軽蔑の対象でした。

金にだらしない彼に私は今の職業上(金貸し業)電話をかけづらい、ということで彼にだけA君から連絡してもらうようにしました。
A君も彼のことが嫌いだったようで、面倒くさそうにテキトーに説明。
彼自身サークル内で嫌われていた事は理解していたようなのでどうせ来ないだろうと。

が、電話を切ったA君に聞いてみると、嬉しそうに「行く」と言ったんだそうです。
「やっぱり誘わなきゃよかった」と、この時思いました。

後日イベント当日、山の中腹あたりの集合場所には続々とサークル仲間が集まって、それぞれ皆たのしそうに談笑していましたが、集合時間がきたので点呼をとりました。

「おい、Bが来てないぞ・・」

集合時間も結構過ぎ、遅いなぁ~~っという声がそこかしこから漏れます。

そんなとき、下方からゆっくり近づいてくる気配がしました。
自転車です。
こんな早朝にこんな山の道路を何故?・・・と思いよく見てみると・・・。

B君でした。

彼はゆっくりと近づいてきて、バイクに乗った我々を目視するやなんともいえない表情になり、自転車を止めました。

私達は目を疑いました。
彼はおもむろに自転車のハンドルグリップを勢いよくひねり込むと、開口一番。

「ブルンッッッ!!!」