ある夫婦にまつわる都市伝説。

その夫婦は結婚当初こそ仲むつまじかったが、子供が産まれ、しばらくすると喧嘩が絶えないようになる。

毎日のように2人はささいなことで言い合いをして離婚にまで考えるが、子供のことを考えて離婚しなかった。

しかし、そんなひずんだ関係は長く続くはずもない。

ある日、夫は妻を殺害してしまい、妻の遺体は山奥に埋めて、近所の人には妻は実家へ帰ったと説明した。

夫婦仲が悪いことは近所でも有名だったので、近所の人は納得したが、夫には不思議なことが1つだけあった。

子供が自分の母親のことを聞いてこない。

ある日、父親は子供に聞いた。

父親「ママがいなくて寂しくない?」

子供「寂しくないよ、それより、なんでいつもお母さんをおんぶしているの?」