嫁は看護師です。
よく、ありがちな看護師は病院内で霊体験をする・・・と、怪談などでは聞きますが、嫁は一切信じておらず、また同僚もそういった経験をした等ということも聞いたことがなかったようです。

が、この間、嫁ではありませんが、同僚K子さんが夜勤をしている時です。

夜勤は2人制なのですが1人が休憩に入ってK子さんは1人仕事をしていましたが、夜中の3時に背後でバタンっと音がしました。
何かが落ちた音だったので探してみると何も落ちていません。

そろそろ休憩かな?と掛け時計を見ようといつもの位置に目をやると時計がありません。
ないっていうことはありえないので、先ほど音がしたのは時計が落ちた音?と思い時計があった真下にゴミ箱が設置しているので中を見てみると、時計がスッポリと入っていました。

小さな時計ではなく丸型の針時計で結構大きい時計です。
キレイにホールインワンしていました。
落ちた衝撃で時計が止まっておりました。

3時5分!

そのまま置いて休憩に入ると携帯電話にLINEが入っていました。

母親からでした。
内容は「おばあちゃんが先ほど亡くなりました。連絡ください」とのことです。

夜勤と知っていた母親はLINEでメッセージを入れていたのです。
おばあちゃんは入院していたのですが、急なことに驚きすぐに電話をすると「最後まで、あなたのことを心配してたよ」と最後の言葉がK子さんのことだったようです。

「何時に?」と聞くと「3時5分!」

K子さんは、きっとおばあちゃんが最後に来てくれていたんだと思ったそうで、この話を嫁や同僚に話をしてくれたそうです。

みんな心霊現象は全く信じない面々ですが、口を揃えて「おばあちゃんが最後にK子さんのこと見に来てくれたんだよ」と言っていたそうです。

その病院は創業30年近くなりますが、創業以来ナースステーションで、その時計を使っているようですが一度も落ちたことはなかったみたいです。

偶然と言えば偶然ですが、その前の日に電池交換をしたとかなかったようですし、地震等もありませんでした。

怖い話っていうより良い話を聞かせてもらいました。
文章が下手で申し訳ないです。