学生のとき住んでいたワンルームで夜、玄関でキュルキュルと変な音が鳴るなぁと思っていた。
あまり気にしていなかったが毎晩鳴り続けるので、音がしそうな時間にそっと玄関を伺っていたら、キュルキュルと鳴り始めた。

初め何の音か判らなかったが、外から玄関に一筋の明かりが差し込んだのでわかった。
覗き穴の器具を回してはずしていたのです。

器具が外されスポットのように外の明かりが入ってきて、穴の向こうから誰かがこちらを覗いているのが濡れた瞳でわかりました。

たぶん向こうと目が合ったと思う。

なのに相手はこちらを覗き込んでる気配で、ぞーっとしてガチガチ震えて固まっていました。
しばらくするとまたキュルキュルと音がしたのでそっと覗くと、器具を元にもどしているようでした。

あまりにビックリして速攻警察に電話しましたが、巡回してみますだけで帰ってしまいました。

翌朝、管理会社に言ってもドアは変えられないとのこと。
で、管理会社の人に見てもらうと、その器具が外側からはずれるように細工していたようです。
その晩から友達の家に泊まることにしました。
で即引っ越し。
今でもあれは誰が覗いていたのかわかりませんが、毎晩見られていたと思うと・・・。

板橋区にいた時のはなし。

で、これは友人の話。(友人の話口調で)

うちのアパートは二年くらい前にドアスコープはずされた。
夜一時くらいに風呂に入っていたところ、警官が訪ねてきてドアスコープがはずされていることを教えてくれた。
隣室のドアスコープがはずされていて、住人の女の子が通報したようだ。
警官の話では私のアパートで4~5件被害にあってた。

ドアスコープを買いに行く時間がなかったので数日の間、紙をはって応急処置をしていた。
ある日帰宅してみると、貼ってあった紙にタバコの焼け焦げがついてた。
その後、怖かったので新しいドアスコープをつけた。

住んでいるところは練馬。
たぶん同じ犯人。