盆に母屋の死んだじぃちゃんの夢をみた。
母に言ったら、「じぃちゃん帰ってきたんだね」と言われた。

それから10年。
10年も経ってから「実はあの時お母さんもじぃちゃんの夢を見たの」。
今さらかい?!と思ったら、弟もじぃちゃんが死んだ年の盆にじぃちゃんの夢を見たとか言い出して・・・。

3人の夢は、弟は、うちの前を通過するじぃちゃんの夢。
母は、じぃちゃんが角をまがる夢。
私は、じぃちゃんが私の部屋の軒下を歩いている夢。

夢を繋げたら、じぃちゃんが母屋である自分の家に向かって歩いているという一つの夢になった。
しかも3人共通してじぃちゃんの服装まで当てた。
初盆にじぃちゃん帰ってきたんだね。
10年経ったがジーンときたよ。

もうひとつ。
次は、ばぁちゃんの夢。

死んだばぁちゃんが家に来た夢を見た。
私なんか「死んだばぁちゃんが帰ってきた」って大騒ぎ。
ばぁちゃん、おもむろに家の物置小屋に入って漬け物をほじくりだした。

「ばぁちゃん天国でも漬け物漬けとるんか?」と聞いたら、「当たり前だ」と返事が。

そこで夢は終わったが、気になって気になって弟とゴミやら何やらで溢れかえってる物置小屋に入ってみた。

実は家の大掃除をした時、ここだけ掃除しなかったのだ。
ばぁちゃんが漬け物をほじくり出してた所の粗大ゴミを掻き分けたら・・・出てきてしまった。
縄でしばられた漬け物入れてた小さい樽が・・・。

開けたらウリの漬け物腐ってたよ。
ばぁちゃん気になってたんだね。

ごめんね、貰った時点で食べれば良かったのに、こんなに粗末にしてしまって・・・。
お母さんとお父さんの前で泣いたよ。