つい先日、叔父が亡くなった時の話。

その夜は不思議と寝付けず、ずっと起きていたんだ。
因みに俺は今までそういった経験は一度も無い。
寝つきはいいほうで、一度眠るとそうそう滅多なことでは起きない人間だ。
ベッドの中でぼーっとしながら気がつけば夜中の3時を過ぎていた。

眠るのにも中途半端な時間だし、朝まで起きていようかと考えながら、小腹が減ったので台所に出てみるとウチの母親も起きていて、眠れないから睡眠薬を取りにきたといっていた。

ウチの母親は軽い睡眠障害で、病院から処方された睡眠薬を使っているので、その時は深く考えなかったんだが、ちょうどその時、電話が鳴った。

こんな夜中に間違い電話か?と思いつつ電話を取ると、病院から伯父が亡くなったという報せだった。

その時になって気がついた。

『ああ、眠れなかったのは虫の報せだったのか』と。

つうか死に目に会えなかった・・・。

一人で旅立たせてしまった事だけは今でも悔やんでいる。
寂しかったろうなぁ・・・。

俺たちを呼んでいたのに気付いてやれなくてゴメンよ。