小学校2年くらいの時、団地のすぐ裏の山で友達3人と遊んでた。
空に太陽とは別の明るい玉が浮かんでたから、「太陽が2つあるぜ!」って騒いでたら、団地の大人達も何人か窓から覗いて、「ホントだ!」って結構な騒ぎになった。

1時間ほどして玉は急にふらふら動き、ヒュンと西の山の向こうに飛び去った。

「絶対UFOだよな!」と興奮しながら、さらに遊んでた・・・。

覚えてるのはここまで。

気がついたら朝で、オカンに怒られてた。
なんで怒られてるのか聞くと、「やっと喋った!正気に戻った」と泣きだした。

なんと俺は、一晩中帰って来なかったらしい。
前日、光る玉を見た後、友達と遊んでる最中に山の中で急に姿を消したらしい。
近所の人達が大勢で探し回ってた、とのこと。

朝の5時頃にひょっこり家に帰ってきたが、ボーッとして口を聞かない状態で、狂ったのかと思った、と。

そして胸には、広範囲にわたって赤い痣が。
当時も痛みはまるでなく、急に胸に浮かび上がったかのような痣は20年ほど経つ今も消えない。