『夢』に関しては今でもトラウマになってることが・・・。
あたしがまだ中坊の頃、母に聞かされた話なの。

母は子供の頃住んでいた地区に、正夢を見ると評判のおばさんがいたの。
そのおばさんが「◯◯さんの葬式の夢を見た」といえば、本当に亡くなったり、「◯◯さんが強盗にあう夢を見た」といえば、本当に泥棒が入ったそうよ。

おばさん一家は大きな川の近くに住んでいたの。
台風が近づいた頃、おばさんが奇妙な夢を立て続けに見るって、周りの人に言ってきたの。
その内容というのが、「早朝に一家全員で水風呂に入って、それぞれが自分の頭蓋骨を洗っている」というもの。
聞かされた人は、直感的にこの一家に恐ろしいことが起こるって思ったんだって。

台風の日の深夜、川が氾濫しておばさん一家の家は流され、翌朝全員の遺体が見つかったのよ・・・。