もし地球の表面からミツバチが消え去ったら人間は4年も生きてはいけない。
アインシュタインの発言とされているこの言葉が現実のものになろうとしている。

アインシュタインの発言として引用されている言葉ではあるが、どのソースからの引用なのかは不明。

世界の食料の90%を占める100種類の作物のうち70%はハチが受粉を媒介している「ミツバチが消え去ったら人間は4年も生きてはいけない」というのはあながち間違っていない。

ミツバチが原因不明に大量に失踪する現象は蜂群崩壊症候群といわれ、アメリカ、ヨーロッパ、インド、ブラジルなどで観察されている。
近年、蜂群崩壊症候群は日本でも観察されていて、三浦半島の10件の養蜂場や兵庫県の120郡のミツバチ部隊が失踪するなど養蜂家は地獄絵図となっている。

突然ミツバチがいなくなるはっきりとした原因は不明だが、ネオニコチノイド系農薬の使用拡大と同時期にミツバチの大量失踪が増えいるため、EUではこの農薬の規制が行われている。

ハチの大量失踪は、農作物を減少させ、ミツバチを借りる値段の高騰も引き起こし、農業の後退、食糧危機に拍車をかける。
農作物の高騰は家畜の飼料高騰にもつながり、農作物だけでなく肉類や乳製品も高騰する。
食品自給率の低い日本は危険な状態にあるといえる。