常紋トンネル

常紋トンネルという日本では最も有名なトンネルがあります。
いわゆる心霊スポットと呼ばれる場所。

常紋トンネルはJR北海道の石本本線上にある鉄道トンネルです。
ここは過酷な労働条件を強いていたタコ部屋労働によって建設されたことで知られています。

タコ部屋労働で働く労働者達はその重労働によって次々と亡くなり、また働けなくなったタコ部屋労働者たちは、トンネル工事現場にそのまま生き埋めにされたそうです。

トンネル完成後、この工事現場で亡くなってしまった労働者たちの霊がトンネルで多数目撃されるようになりました。
あまりにも幽霊の目撃例が多かった為、その工事で亡くなった犠牲者のために慰霊碑が作られたそうです。
それ以来、常紋トンネルは心霊トンネルとして一番名の知れた場所となりました。

ある体験談ですが、一人の男性が夜行列車に乗って常紋トンネル付近を通過しようとした時です。
急に列車が警笛を鳴らし始めたそうです。
男性は、「鹿でもいたのか?」と思ったそうですが、常紋トンネル内に入っても警笛は鳴り続きます。
怖くなったその男性は布団に入って寝ようとしましたが、部屋の外を何かが通過したような気がしました。
部屋ドアの窓から震えながら外を覗くと、黒い影のようなものがゆっくりと歩いていたそうです。

しかし、それは人ではありませんでした。
なぜなら、その黒い影は人の形をしていますが、その影の向こうにある背景が透けて見えていたからです。
それからその影はスーッと消えてしまったそうです。

その黒い影が通過したと思われる所には水がこぼれていて足跡が残っていました。
この水と足跡を拭き取りに車掌がやって来たそうです。
その時に車掌さんが、「お客さん、もしかして見ましたか?」と。

そう聞いてきた車掌さんの手にある拭き取ったティッシュを見た時、そのティッシュは赤く染まっていたとか。
こういった体験談が多くあり、現在も目撃例が絶えないそうです。