心霊・幽霊系

真夏の灼熱の炎天下の真っ昼間に人が300人以上いる大都会の横断歩道・・・。
そこに白いワンピースが血でにじんで染まっている無表情の若い女性が胸に血まみれの赤ちゃん人形を抱いて立っている・・・。

周りの人は誰もこの異様な光景が見えてないみたいで、全く気にする事もなく騒ぎも起こらない。
信号が青に変わって歩き出し、すれ違ったのだけど私にしか見えてない感じだ。

赤ちゃんが血まみれだから救急車を呼ぼうかどうしようか!?と、ずっと考えながら歩いてたけど、間際まで来た時に人形だと分かり、なんだこりゃ?と思ったまますれ違い振り返ると人波にかきけされていなくなってた。

この横断歩道、私的には色んな世界とも交差してるのかな?とか思った事のある、よく変な人をみかける交差点です。

ハリーポッターに出て来そうな身の丈よりもはるかに大きな杖をつき、白髪頭が逆立ってる日本昔話に出て来そうなヤマンバみたいな汚い身なりの婆さん。
ボロボロのすりきれた布切れをまとい、この世の中への怨みごとを毒ガス撒き散らすかのように垂れながら歩いてました。

その時も、周りの人は誰もこの異様な婆さんが全く見えてないみたいでした。

変な横断歩道です。

狂った男性とか独り言をブツブツ言ってたり、怒ってわめいている男性が歩いてる時は、そこだけ少しすき間が出来て大勢の人の波がそこだけ切れて手薄になってる事が多いです。

白いワンピースが血まみれの若い女性は顔にまで血しぶきがかかっていたのに・・・誰も騒がなかったし彼女を全く見もしなかったので、もしかして、いたいけな市民の反応を見る為の企画ドッキリカメラの撮影か?と思いながら、どこかに定点カメラとか設置してるんじゃないかと、キョロキョロしちゃいました。