日常に潜む怖い系

第二次世界大戦末期。
ドイツの強制収容所が連合国によって解放されたとき、助け出された生存者の多くは飢えて死ぬ寸前だった。
兵士はすぐさま食事を用意して生存者たちに与えた。

しかし、極限まで飢えて衰弱した生存者たちの体に普通の食事は大きな負担で、そのうえ飢えているために夢中になって際限なく食べてしまうこともあり、食事を与えたことが原因で死亡してしまう例が後を絶たなかった。

飢えた人間に食べ物を与える、というアンパンマンにも代表される正義が行われたにも関わらず、人が死んだという話。

余談として、ロシアが解放した収容所は、他連合国が解放した収容所よりも生存率が高かった。
要因はさまざまあるだろうが、そのひとつとして、ロシアの兵士たちは飢えがどういうものか、飢えた人間にどう食事をさせればいいか知っていたから、と言われる。