心霊・幽霊系

あれは俺が中学3年だった頃の話。
俺は当時受験シーズンで塾に通っており、この塾の先生が心霊スポットを巡るのが好きでよく心霊写真を見せてもらっていた。

ある日、先生がいつものように心霊を見せてくれたんだが、その写真を友達にも見せようって思って、塾の先生から借りて家に持って帰ったんだ。

ちなみに、その写真はある神社の祠を撮ったものなんだが、祠の横には緑色に移った顔が映っており、その祠の横にあった木々にはたくさんの白い顔があったのを覚えている。

それで、家に持って帰るなり親に見せると、その瞬間、親は大声で「なんでこんなもの持ってきたの!」と怒られた。
実はこのとき俺は知らなかったのだが、母はどうやら霊感があったらしく、この写真に恐ろしいものを感じたらしい。

しかし、もう時間は夜の12時だったので塾の先生に返すことができず、仕方なく写真を神棚に置くことになった。

そして、その日の深夜に俺は寝始めたのだが、なかなか寝付くことができずにいると、夜中に1階から足跡が聞こえた。

初めは姉がいたのかと思った(当時姉の部屋は1階だった)が、さすがに1時間近く歩いていたので違うと思い、怖くなった俺は無理やり眠りについた。

つぎの日の朝、俺はいつものように1階に下り居間に行くと、母親が頭を抱えながら椅子に座っていた。
心配になった俺は「どうしたの?」と聞いた。

その問いに母は、「昨日私の部屋にたくさんの侍が来た」と答えた。
そのことについて詳しく聞くと、どうやら夜俺が聞いた足音はあの写真に写っていた霊たちで、その霊はお侍さんたちだったらしい。

そのお侍さんたちは当時、徳川家に仕えていた人たちで、徳川の埋蔵金を埋める際、その在り処を隠すために埋められた人たちだそうだ。
そして、あの写真に写っていた緑色の女性は、慰め物にされ武士と一緒に埋められた人らしい。

その話を聞いて怖くなった俺は、次の日すぐに塾の先生に返した。
それから数年たった今、その先生は当時の知り合いとの連絡を絶ち、行方が分からなくなっています。