心霊・幽霊系

俺の友達は商店街に住んでるんだが、そいつが高校生の時の話。

そいつの部屋には勉強机があって、すぐ目の前に窓がある。
そいつは期末試験が迫ってきている事もあって、勉強机に座って数学の勉強をしてたらしい。

ある夏の暑い日で、目の前の窓を半分くらい開けて勉強していた。
2時間程経過した時、雨が降ってきたらしくノートと机がポツポツと濡れはじめた。

友達は「せっかく集中してたのに」と窓を閉めようと、手を伸ばした。
すると、窓の外に女が立っていた。
色白で、長い黒髪の女が窓の外からこっちを見ていた。

友達は一瞬心臓が止まる思いをしたが、なんとか平静を装って「何か用ですか?」とその女に言った。
女はとても小さな声で「薬屋はどこでしょう?」と言った。

友達は少しホッとして「薬屋ならここから二軒隣りですよ」と場所を教えてあげたらしい。
すると女は礼も言わずすっと窓枠の外へ消えた。

友達は教えてやったのに礼もしない女に少しカチンときたらしいが雨が激しくなってきていたので、急いで窓を閉めた。

改めて教科書に向かおうとした時おかしな事に気付いた。

「あれ?さっきの女全然濡れてなかった?」

外は激しい雨。
濡れないはずがない。

しかし友達はもっととんでもない事に気付いてしまった。

俺の部屋は2階だ・・・。