京都・東寺の側道。(大阪から一号線で行き、東寺に当たったらそのまま真っ直ぐ)

そこをそのまま進むとJRの貨物列車の高架に行き着く。
大雨の日、友人の家に行こうと車に乗って走っていた。
その高架をくぐれば友人宅だったが、道中の住宅街の道という道から人間が突然沢山出てきた。

大雨だというのに傘もさしていないし、幼稚園くらいの子供までいる。

「何だ?一体?」と、気持ち悪いなと思ったが、車でぶつからないように徐行で走った。

すると、ひょろ長い若い男が車の前に仁王立ちで道を塞いだ。
無表情でずっとこっちを見ていたので「キチガイに捕まったなー・・・」と寒気がしたが、いきなり男の周りに人間が固まりだして、こっちに対してゴニョゴニョなんか言い出した。

「なんなんだ!こいつら、ドッキリカメラか!?」と、後ろを確認して急速バック、そのまま下がり続けた。

前を確認すると、なんか固まりが光ってた・・・。
腰が抜けそうになりながらも一号線まで戻り、チコマートで休息し、友人に迎えに来てもらった。

訊くと、どうもあの一帯で大火事があったようだ。

俺が見たのはシンプルに幽霊だとその時はじめて気づいた・・・。