就職して、初めて一人暮らしを始めた従妹から聞いた話。

試用期間も終えて、一般社員と同じく残業をして深夜遅く帰宅した彼女はワンルームマンションの部屋に帰ってきた。

ドアを開けて狭い玄関でブーツを脱いでホットした時だった。

目の前の下駄箱にA3くらいの紙が張り付けてあった。
見たこともない男が大笑いしてる写真が引き伸ばされていて『電話してくれよ』と赤いマジックで書いてあった。

彼女はすぐに、叔母さんの家に戻った。