うちは無宗教に近い仏教徒で、聖書も読んだことない。
小学校低学年のころ、長屋の隣に住んでる幼馴染とお菓子欲しさに近所の日曜教会に行った。

讃美歌?を歌ってるときなぜか号泣して、神父さんとその奥さん?が優しくココアを飲ませてくれたのを覚えてる。
お菓子も食べて、家に帰り普通に寝たと思う。

翌朝、左手親指の付け根と右手甲の親指の近くがパックリ割れて結構な量の血が出てた。
全く痛みはなかったし、そんなこともその時限り。
でもその傷は数十年たった今でも残ってる。

一緒に学校行くとき幼馴染にそれを話したら、幼馴染は「おへその脇が痒くて見たらあざが出来てた」って言ってた。

その翌週の日曜日も教会に行ってお菓子を食べて、神父さんにその話をしたら、にっこりと神父さんはほほ笑んで、「もうここに来てはいけないよ、来てくれてありがとう」って言われたってだけの話なんだけど、ほんのり怖くもなんともないなw

俺の記憶の中では実話。
なんで思い出したかってーと、土曜にその幼馴染と久しぶりに呑んだから。
奴は教会に行ったことは覚えてたけど、あざのこととかは覚えてなかったし、その翌年だか神父さんが亡くなったとかなんとかって言ってた。