中学校の時の話。

林間学校と登山が何故かセットになっていて、体力に全く自信がない私は登山が憂鬱だった。
登山するって聞かされてたのが、地元でも有名な標高の高い山だったから。

現地に着いて、いざ登山ってなった時、そこで初めて、登山する山を選べることを先生から聞かされた。

1、標高が高い。登山時間が長いけど、緩やかな登山道
2、標高が低い。登山時間が短いけど、急な登山道。

体力に自信もなかったし、友達と迷わず2の山を選んだ。
これが恐怖への入り口だった。

いざ登山が始まると、本当に険しい登山道。左右が崖で登山道は幅狭いとか、とても中学生が登る山じゃないし!!って内心半泣きになりながら、最後尾の引率の先生に励まされながら必死に歩いてた。
暫く、険しい山道が続くとやっと山の中腹辺りの開けた場所に出た。

そこは、腰の高さぐらいの高山植物が生い茂っててその中に獣道みたいに人が通れる道があった。
高所恐怖症の私はほっと一息ついてその道をまっすぐ進んでた。
暫く行くと、もうほぼ垂直みたいな岩肌が目の前に現れて「え?まさかここ登るの?」って思った瞬間だった。

もう完全にパニックだった!!
その瞬間「おーい!どこいくんだ!登山道はこっちだぞ~!」って先生の声が聞こえた。

でも、ひっぱられるみたいに勝手にぐんぐん歩いていくんだ。

あまりの恐怖に鳥肌がぶわって全身にでてホントに体か震えた・・・。

なんでもグループに別れて登山していたらしいけど、私が立ち止まった場所で左、つまり間違った方へ歩いていた。

見つけた先生が声をかけたが先頭を歩いていた1人の女子生徒はその声に気がつかず・・・遭難したらしい。