皆さんの通っていた小学校には七不思議がありましたか?
よく七つ以上あったり、実は二つくらいしか存在しなかったりしますが・・・。

私の通っていた小学校は後者のタイプで、少なくとも私が知る限りでは一つしかありませんでした。

しかも「校庭のイチョウの木のところに女の子の霊が出る。実はその木の下には死体が埋まっている」というありきたりな内容でした。
まあ結局、小学校時代に一度もその女の子の霊は見ませんでした。

それで小学校卒業後、同じ校区の中学校に入ったのですが、そこでも「中庭のイチョウの木を傷つけると赤い血みたいな液体が出てくる。
実はその木の下には死体が埋まってる」と、同じような話がありました。

中学卒業後は県内の別の市の高校、その後、大学受験に失敗してまた別の市の予備校、浪人1年で無事受かった大学は県外、それで今通っている大学院は都内にあるのですが、みんなどこでも同じような怪談話が存在しました。

微妙に話の内容に違いはあるものの、『イチョウの木の下に死体が埋まっている』という部分は同じなんです。

それで不思議なのは、高校や大学の先輩にそれらの怪談話がいつからあるのかと聞いても、みんな「そんな話聞いたことない。君たちの代から流行り始めたんじゃないのか」と言ってきます。

これはただの偶然なのでしょうか。
それとも、私は大学院の敷地内にある老人の霊が出るというイチョウの木の下を掘るべきなのでしょうか?