俺の家族はみんな大きかれ小さかれ霊感があるみたいで、みんな体験している。
勿論俺もそのうちのいくつかの話をしたいんだ、もしかしたら全然怖くないかも知れないけど我慢してくれ。

まずは親父と姉貴と親戚の女の子の体験した話。
俺が2、3才の頃の話なんだけど、親父は親戚の女の子A(当時10才前後)と俺の姉B(当時5.6才)を連れてある川へ出かけたらしい。
俺の住んでる辺りでは川遊びと言えば間違いなくその川の名前が出るくらい有名な川ね。

AとBが川で遊んでるのを近くで眺めてた親父はふと、親父たちがいる辺りからあんまり離れてないところで、白いワンピースを着た中学生くらいの女の子が親父たちの方を見てるのに気づいたらしい。

AとBもすぐに気づいてその女の子に「一緒にあそぼうよー」とか言って川遊びに誘ってたらしい。
親父も「この子達と一緒に遊んでくれる?」みたいなことを言ったらしい。

が、その女の子はそれを聞いて嬉しそうに微笑んで、その直後にすっと透けて消えてしまったとか。
それ以降目立ったこともなく、親父達3人が健康でいるところをみると悪い霊ではないみたい。

これも親父の体験した話。
俺が5才くらいの時に俺と姉貴とお袋と親父の4人で遠出してた時の帰りの車での出来事。

時間が遅くなって俺と姉貴は寝てたんだが、俺がちょっと目を冷ましたときに、お袋と親父がなにか言い合っていた。
そのときはなんで言い合ってたのか教えてくれなかったんだけど、俺が小3になったときにふと、思い出して聞いたら教えてくれた。

その日は雨が降ってたんだけど、俺と姉貴が寝たあとにお袋も助手席でウトウトしてたらしい。
で親父一人が起きてる状況ね。

そしてあるバス停の前を通りかかったら、女の人が1人傘さして立ってたんだって。
こんな雨がジャンジャン降ってる真夜中に1人でバス停でバス待ってるって、「不思議な人だなー」って思ってたらしい。
俺の住んでる辺りでは夜中だとバスが2.3時間に1本とかしか来ないからね。

でそのバス停を通りすぎる時にその女の人を間近で見てすごくビビったんだって。
その女の人には傘を持ってる方の腕から先と片足がないんだって。

なのにその女の人は立ってるし傘もちゃんと差してある。
それで親父は怖くなってお袋を起こしてその話をしたら、怖いのが無理なお袋が怒って言い合ってたらしい。

まだいろんな体験があるんだけど、明日早いんで今日はこれくらいにしときます。
見てくださった皆様ありがとうございます。