お盆も過ぎた先日、朝3時に起き、小1時間ほどの峠を越えた渓流に一人で出掛けました。
まだ薄暗い中、大岩のある深い淵の近くで釣り始めたのですが、その日はなぜかチビ岩魚(イワナ)ばかりヒット。
リリースしていたのですが、不注意で針を飲ませてしまったりしたものは逃がしても死んでしまいますし、供養の意味で持ち帰り酒の肴にします。

そんな中やっと泣尺(30cm弱)岩魚を釣り上げ、今夜の肴とばかり足元のビク(※釣った魚を保管しておくための入れ物)に他のチビ岩魚と共に入れておきました。

しばらくして淵の中ほどに目をやると・・・尺越えの岩魚が悠々と水面近くを泳いでいるではないですか!

これは!とばかりに大岩魚の目の前にエサを落としたり上から流したりと、一心不乱にいろいろ試しましたが、流石に尺越えまで育つだけあり老獪なのか、私ごときの流すエサには一向に見向きしません。

不意にパァー・・・と周りが明るくなり朝日が差し込みました。

水面から立ち上る朝もやを光の筋が照らしてとても綺麗です。
淵に目をやると大岩魚は姿を消していました。

その時あれ・・?と何気に足元のビクを見ると、居ない!
他の小魚たちはそのままで『泣き尺岩魚』だけが居ないのです。

暴れて飛び出せば逃げ出るでしょうが、絶対に水音で気がつくはず・・。(こういうのを「『気』を取られる」というのでしょうかね?)

なんだか岩魚に化かされた気分でしたが、決して嫌な感じはしませんでした。
ビクに残された小魚達はその晩塩焼きウマーでしたがw