俺、現場仕事してます。
基本的に取り壊しとかが多いけど、同業のヤツは必ず怖い体験とかしたことあるはず。

この間も幽霊屋敷みたいな古民家を取り壊すときに、いろいろあった。
いろいろは、「プププ、またそのパターンかwww」みたいな、怪談話見てる人なら飽々してると思うので割愛する。

結局最後までトラブル多発の元凶、鬼門になったのは古井戸。
会社で現場組で、「ああー、やだなあやだなあ」って言ってたら事務の兄ちゃんが「古井戸?それなら任せといて、いい厄除けがあるんよ」みたいなこと言い出した。

んで結局何するかと思えば梅と葦の絵を持ってきて・・・件の古井戸に投げ込んだ。

事務の兄ちゃん「これで『ウメてヨシ』なんだお」

みんなずっこけた。
が、その後は何も起こらなかった。
はじめは冗談かと思ったんだが、彼の故郷(新潟上越)ではポピュラーな井戸埋めの際の厄払い方らしい。

ダジャレ厄除けでみんなの気分が和んだ?とかで、プラシーボ効果みたいなのだったのかな。