大学時代女子寮に住んでたんだけど、夜になると1人の部屋に何人かが集まっておしゃべりしてたのよ。

その日もA子ちゃんの部屋に6人で集まってあれこれ話してたら、急にA子ちゃんが「眠い・・・」って言ったかと思うと、パタッ!とベッドの上で寝ちゃったのね。

別に気にもしないで、そのまま話してたら私はベッドを背にして座ってたんだけど、ベッドに向かって座ってた子が、「浮いてる・・・」って言うんで、振り向いて見ると、A子ちゃんが寝たまま、ベッドから15~20センチくらい浮いてた!

みんな呆然としちゃって、声も出さずに見ていたらA子ちゃんの体がそのまま、空中を移動し始めて開け放したドアから、廊下に出ると一瞬停止した後、物凄いスピードで廊下を飛んで行った。

もちろん突き当たりの壁に激突して、A子ちゃんの体はやっと床に落ちたんだけど、「いったぁ~い!なによぉ~!」って。
本人はまだ寝ぼけていて、自分の身に何が起きたか理解してなかった。

あれは一体なんだったのか?
本当にエクソシストみたいに空中に浮いて、スゴイ早さで飛んで行ったんだよね~!?

別にそれ以外は、そこに住んでた4年間何も起きなかったけど・・・。
不思議な体験だった。

今でもたまに思い出す。