小学生の頃の話。
地元の悪ガキ仲間だった上級生たちや同級生と数人で、田んぼの用水路にいるメダカを捕まえようという話になった。

最初は用水路に集まってメダカを採って遊んでたけど、そのとき一人が「なんか光る虫がいる」って言い出した。
その方向に行ってみると、ぼうっと青白く、足の先と胴体が光ってる蜘蛛がいた。

その時は珍しい虫だなと眺めてたんだけど、もっといるんじゃないか?と探し始めた途端、石の影から同じ蜘蛛が一斉に何十匹と出てきて、俺らはパニックになって慌てて逃げ出した。

翌日、担任(理科担当だった)に「光る蜘蛛がいた」と日記を提出したら、呼び出されて「どこで見た?どんな形だった?」と詳しく聞かれたのを覚えてる。

ただ、今調べても発光する蜘蛛なんて、世界でも発見されてないんだよね。
自分以外の複数もいまだに覚えてるあの蜘蛛は何だったんだろうか・・・。

念のために言っておくと、福島どころか原発すらない地域なんで、放射能めいた都市伝説とかでもない。