私がリアル中学生だった頃のある日の出来事。

その日は蒸し暑く、部屋の襖を開けていました。
ちなみに襖の先は仏間です。

一人で翌日の時間割を調べていたら、国語の教科書がいくら探しても見つかりませんでした。

「昨日はあったのに、どこにいったんだろう?」とあちこち探していると、ふと視界の隅に何かが映りました。

何だろうと思い、そっちを向くと、襖の陰から腕だけが出ていて、その手には国語の教科書が!

いま思い出すと面白い構図だったりするのですが、当時の私は怖くて思わず目をそらしてしまいました。

少し経って、もう一度見直してみると何もありません。
気のせいか?と思いつつも怖かったので、閉めようと私は襖に近づきました。

すると、襖の先・・・つまり仏間に、その国語の教科書が落ちていたのです。
不思議な出来事でした。