知り合いの話。

実家の山村に帰っていた時のこと。
従兄弟と一緒に山に入っていると、にわか雨に降られた。
雨に打たれているうち、なんとなく違和感を覚えた。

おや?
この雨って妙に粘々しているような気がする。

気になった彼は、手で器を作り雨を受けてみた。
掌に溜まった液体は、確かに少し粘り気がある。
そして僅かに赤がかって見えた。
見ていた従兄弟が「あまり触らない方が良いかも」と伝えてくる。

地元では赤い雨と呼ばれているのだという。
瓶とかに溜めてしばらく経つと、色も消え粘りも無くなり、普通の水になっているのだそうだ。

直接の害はないみたいだが、気味が悪いので出来るだけ触れないようにしているらしい。