正月に実家の旧家で体験した話。

布団で寝てたら夜中に目が覚めたので、ボーッとしてたら、天井に十二単みたいな着物を着た女が張り付いていた。
ずーと耳鳴りがしていた。

弱気に出たら舐められると思い、昔読んでた孔雀王とかの呪文を適当に唱えてたら、その女が天井に張り付いたまま体をイナバウアーみたいにして、グググーと顔をこちらに向けてきた。

女が「◯◯(昔の人の名前ぽくて聞き取れない)、今何時ぞ?」と聞いてきたので、正直に答えたら呪われると咄嗟に思い「まっぴるまです」と答えたら、思いっきり顔を着物の裾ではたかれた。

次気がつくと朝で布団に寝ていて、なぜか枕が足の下にきていた。

夢かいなーと思って、天井を見上げてみると、すすで汚れたような黒い人間の裸足の足跡が2つあった。

怖くなったので初詣に5回行った。