妹が体験したマジな話。

うちの祖父は去年の一月に亡くなった。

それから二カ月後の、三月十一日。
うちの妹は友達3人と松島に旅行に行った。

電車に乗って帰ろうとしてるときに、激しい揺れが襲った。
ガガガッ!って音立てながら多賀城駅に到着。

電車動かないから、タクシーで仙台まで向かうつもりだったんだけど、タクシーも動かない。
そのうち津波が押し寄せてきて、タクシーがパワーウィンドウじゃなく、手動式の窓だったから、窓から脱出。

流された場所が建物が袋小路になった場所だったから、洗濯機みたいにグルグル回り続け、その後、工場の二階に避難してた人たちから救助された。

工場のおばちゃんたちは優しくって、体拭いてくれたり、服脱いで着せてくれたりしたとか。

で、工場の人たちに保護されたときに、妹の背中を誰かがツンって突っついたらしい。

振りかえっても誰もいない。
誰かが突っついたなら、うしろに人がいるはずだし、いくら足が早い人でも気付くはず。
でも、誰もいなかったんだって。
その時に妹は何となく「じいさん???」と思ったらしい。

翌日、うちの母と妹の友達の保護者達が、仙台に向かった。
母は避難所しらみつぶしにしないといけないのかとか、無事だったとしても、そのまま連れて帰れるのかとか色々心配してたんだけど、母親たちがバス降りた向こう側から、とぼとぼ歩く4人組み発見。

パワーウィンドウじゃなかったこととか、流された場所が袋小路だったり、近くに工場(一階が天井高くて、二階が休憩所)あったり、翌日すぐに母親に会えたり、偶然重なりすぎ。

で、4人のうち3人が同い年だったんだけど、妹の友達が本屋で占いの本?見たら、3人揃って凶方角に行ってたそうだ。

突っついたのが祖父だったのか、誰なのかは不明なんだけど、祖父さんか守護霊か誰か分からないけど、誰か見守ってたんじゃねぇの?って思ってる。